事業会社から業務改善コンサルタントへ転職するには|活かせる経験と転職のポイント
事業会社で経理、人事、営業企画、システム導入などを経験する中で、「自社だけでなく、複数の企業の課題を解決したい」と考え、業務改善コンサルタントへの転職を検討する方がいます。
コンサルティング経験がなくても、事業会社で業務改善を主導した経験があれば、転職できる可能性があります。
ただし、通常業務を担当していただけでは、コンサルタントとして評価されにくいこともあります。
自分がどのような課題を発見し、どのように改善したかを具体的に整理することが重要です。
業務改善コンサルタントの役割
業務改善コンサルタントは、顧客企業の業務を分析し、生産性、品質、コスト、内部統制などの観点から改善を支援します。
主な業務は、次のとおりです。
- 現状業務のヒアリング
- 業務フローの作成
- 課題の特定
- 改善案の設計
- システムやツールの選定
- 新しい業務フローの構築
- 導入プロジェクトの管理
- マニュアルやルールの整備
- 現場への説明・定着支援
課題を指摘するだけでなく、改善策を実行し、現場で使われる状態まで支援することが求められます。
事業会社で活かせる経験
コンサルタントへの転職で評価されやすいのは、日常業務の中で改善を行った経験です。
例えば、次のようなものがあります。
- 決算業務の早期化
- 月次報告の自動化
- 給与計算や勤怠管理の改善
- システム導入
- Excel作業の削減
- RPAの導入
- 承認フローの見直し
- マニュアル作成
- 複数部署を巻き込んだプロジェクト
- 内部統制の整備
改善前の課題、実施した施策、自分の役割、得られた成果を具体的に説明できることが重要です。
業務知識は大きな強みになる
経理、人事、販売、物流など、特定業務に詳しいことは、業務改善コンサルタントにとって大きな強みです。
顧客企業の担当者が抱える課題を理解し、現実的な改善案を考えるには、業務の知識が必要です。
例えば、経理経験者であれば、決算、債権債務、固定資産、管理会計などの業務改善に関わりやすくなります。
人事労務経験者であれば、給与、勤怠、申請、タレントマネジメントなどのプロジェクトと親和性があります。
コンサルティングで新たに求められる力
事業会社では、自社の事情や人間関係を理解したうえで仕事を進められます。
一方、コンサルタントは限られた期間で顧客の業務を理解し、課題を整理しなければなりません。
そのため、次のような能力が必要です。
- ヒアリング力
- 論点整理
- 仮説思考
- 資料作成
- プレゼンテーション
- プロジェクト管理
- 顧客との関係構築
- 複数案件の進行管理
専門知識だけでなく、考えを分かりやすく整理し、相手に説明する力が重視されます。
転職の難易度
大規模な全社改革やIT構想を扱うポジションでは、コンサルティングやシステム導入の経験者が優先される場合があります。
未経験者の場合は、自分の業務経験と親和性の高い領域から入る方法が現実的です。
例えば、経理経験者が会計業務改革、人事経験者が人事システム導入に関わるポジションへ転職する形です。
業務知識を軸にコンサルティング経験を積み、その後に担当領域を広げることができます。
転職先を選ぶ際の注意点
業務改善コンサルタントという名称でも、実際にはシステムの運用保守が中心の場合や、資料作成の補助が中心の場合があります。
反対に、少人数の会社では、未経験者でも顧客への提案やプロジェクト推進を任される可能性があります。
求人票だけでなく、プロジェクト例、担当工程、入社後の教育体制、顧客との関わり方を確認しましょう。
まとめ
事業会社から業務改善コンサルタントへの転職では、業務知識と改善経験が大きな強みになります。
重要なのは、「何を担当していたか」だけでなく、「どのような課題を、どう改善したか」を説明することです。 Mt.Riverでは、事業会社での経験を活かせる業務改善、IT、DXコンサルティングの求人について情報提供を行っています。現在の経験と親和性の高い領域から、無理のないキャリアチェンジを検討することが大切です。